薬師寺のドレープ

聖観音さん、月光菩薩さん、日光菩薩さん、そして東塔水煙と
共通は全て衣のドレープが素晴らしく美しい
洋服制作をする者にとってはとても興味深く
勉強になります。
特に聖観音さんはシフォンのような薄物の衣をまとわれていますが
金属とは思えぬ美しいドレープ表現に魅入られます。

薬師寺東塔水煙

西ノ京の一番目的は薬師寺東塔水煙を間近で拝見すること

一昨日のお昼前のTVで知る
むくむくと「見たい」という願望が膨らむ。

薬師寺東塔の解体修理は約百年に一度
水煙の本来の場所である塔の上
遠くから仰ぎ見る存在だからそれでも良いが。
この白鳳美術の最高傑作のひとつを
眼前で見れるなどとはとても思ってはいなかった
この機会を逃すと絶対生きているうちに眼前では見られない
そんなわけで近鉄電車で西の京を訪れたのだった。

なんと近鉄西ノ京駅ホームに薬師寺の石碑があった。

血湧き肉躍る案内板

水煙はこんな工場みたいなところで展示されていた
写真撮影可能でした。

同じ会場に飾られていた檜と千年前の鍛造の和釘

薬師寺

大好きなのになんと43年ぶり
これはどういうことだろうか?
正倉院展へは何度か行っているので
東大寺、興福寺、新薬師寺は何度か訪れている
要するに日帰りの奈良行きだからである。
登大路、高畑へゆくと西ノ京や斑鳩までは行けない
一泊すると解決する簡単なことなのに
大好きな西ノ京は43年ぶりになってしまった。

43年前の薬師寺は東塔と再建された金堂と東院堂と鐘楼だけのだだ広い印象だった。
西塔は礎石だけがあった
実は西塔を拝見するのも初めてです。

43年の間に講堂、食堂、回廊が再建され
白鳳時代にはなかった玄奘三蔵院まで建てられていた。
自分の奈良離れ薬師寺離れを反省する。
43年前の1976年に金堂は再建されたので、当時は本当にピカピカだった
昨日はその煌びやかさが少し落ち着き43年の年月を感じた。

高田好胤さんが偉かったのでしょうが
薬師寺がとてもお金持ちのお寺という印象になった
元々が国家予算をつぎ込んで創建されたお寺ですから
本来の姿に戻ったのかもしれません。

奈良仏教彫刻の最高傑作薬師三尊は金堂が再建されるまでは仮設住宅みたいな粗末な建物に置かれたいたのですから。

桜がたくさんあったのに驚く。
薬師寺はこんなに花のお寺だったのか。



羽根のように軽いジョンストンズメリノストールブルーアンドイエロー

最高グレードのエクストラファインメリノウールのガーゼのような平織りのストールです。

当然ではありますが羽根のように驚きの軽さ

しかし、この細番手の薄いストールは高い保温性能があります。
エクストラファインメリノウールの成せる技
朝晩冷える早春にふさわしいジョンストンズメリノストールブルーアンドイエローです。